認知症の人とコミュニケーションをとるコツ

介護職として勤めていれば、認知症の人と接する機会は必然的に多くなります。
何度説明しても同じような質問をしてきたり、子どものようにわがままでいう事を聞かなかったりするなど、認知症の人とコミュニケーションを図るのは大変です。少しでもうまくコミュニケーションを図るには、いくつかのコツを押さえておくことが重要です。

介護におけるコミュニケーションで重要なのは、言葉だけではなく、動きでコミュニケーションを図るということです。言葉で聞いただけでは理解できない認知症の人であっても、言葉と同時にそれを連想させるようなしぐさをすれば理解してもらえることが多々あります。
また、介護職として働くのであれば、話し上手よりも聞き上手になることを意識しましょう。自分から話してくれる人の介護をするのであれば、こちらから特に話しかけなくても相手にたくさん話してもらい、こちらはそれに対して相槌を打つだけで十分コミュニケーションになります。
介護の現場だけに限らず、相手の話を聞くだけで聞いてもらった側は満足するものなのです。しかし、適当に相槌を打っていてはちゃんと話を聞いていないと思われる場合もあるので、相槌を工夫したり、こちらから何か話してより相手に話をさせやすくするなどの工夫をしましょう。
しっかりと相手の話を聞くことによって自分の話をちゃんと聞いてくれてると思ってもらうことができ、介護をしている人との間に良好な信頼関係が生まれます。
介護におけるコミュニケーションのコツはここで紹介した以外にもあり、たくさん知っておくとそれだけ業務に役立つはずです。そのため、もっとよくコミュニケーションのコツを調べておくと良いでしょう。